調和技研が運営を担当する実践的AI人材育成・実証プログラム「札幌AI道場・第二期」がスタートします
札幌市では、北海道におけるAI人材の育成、AI開発企業の集積、地域企業間の協業や地域発のAI開発の促進を目的として、実践的AI人材育成・実証プログラム「札幌AI道場」を2022年にスタートさせ、その運営事務局を調和技研が担当しています。
このたび、第二期のスタートが決定しました。現役エンジニアを対象とした「エンジニアコース」の定員拡充に加え、北海道内の大学や高等専門学校、専門学校等の学生を対象とした「ユースコース」及び高度IT外国人材を対象とした「グローバルコース」を新設するなど、昨年からさらにパワーアップして開催します。
本プログラムの開始にあたり、プログラムの参加者及びAIプロジェクトの実証の題材となる実際のビジネス課題を公募します。
また、「札幌AI道場・第二期」開設を記念したキックオフイベントを6月26日に開催します。
AI道場の概要
札幌AI道場は、実課題に基づく課題解決型AI人材育成(PBL)とAI開発の実証(PoC)を同時に行うプログラムです。
本プログラムの特徴は、次のとおりです。
- 従来の座学中心の授業とは異なり、道内企業が抱える実課題を題材としたプロジェクト形式で学習します
- 参加者・IT企業においては、実課題に基づくケーススタディを通じて、座学では得られない実践的な開発の経験が得られます
- 課題提供企業においては、自社に適した AI導入の把握、AIモデルの試験的な構築ができ、PBLを通じて成果の高いものは、継続して事業化を支援します
参加者の公募概要
【対象・定員】
■ エンジニアコース(社会人)
対象:AI人材育成を行いたいIT企業の社員、IT企業に従事する現役システムエンジニア、プログラマー等
募集定員:30名程度
■ ユースコース(学生)
対象:北海道内の大学、高等専門学校、専門学校等の学生等
募集定員:10名程度
■グローバルコース(高度IT外国人材)
対象:道内企業等に勤務又は道内企業への就職を目指す高度IT外国人材等
募集定員:10 名程度
【選考基準】
各コースによって、求める選考基準は異なりますが、以下の点などを基準に選考します。
- 一定水準のプログラミング能力を有すること
- AIに関心があること、また一定水準の知識を有すること
- 誠意をもってプロジェクト遂行に貢献できること
※上記に加え、チーム内の役割分担を考慮した上で選考を行います。
【演習方法】
- 対面+オンラインのハイブリッド形式
- 週4時間程度の演習
※ユースコース及びグローバルコースは、6月下旬までに札幌AIラボのウェブサイト及び開設式においてご案内します。
【参加費用】
プログラム参加費は無料。実際のプロジェクト遂行で発生する開発費用・交通費(実費)などは別途用意(要事前相談)
【応募方法】
6月下旬までに札幌AIラボのウェブサイト及び開設式においてご案内します。
課題提供企業の公募概要
【対象】
AIによりビジネス課題を解決したい企業(札幌市外の企業も可。ただし選考あり。)
【選考数】
5社程度
【選考基準】
- AI導入により真に企業の成長が期待できること
- 円滑な演習実施のため、ヒアリングに協力できること
- 一連の活動についての公表を了承いただけること
- 本事業内で活用するデータを提供いただけること
【費用】
本事業範囲におけるPoCに対して対価は請求しない
【応募方法】
6月下旬までに札幌AIラボのウェブサイト及び開設式においてご案内します。
【実施スケジュール(予定)】
6~7月 参加者、課題提供企業の公募
8月~翌2月 演習実施(各コースによって期間・日数は異なります)
成果発表会 2月
【プログラム運営体制】
・実施主体:札幌AIラボ
ラボ長:川村 秀憲 北海道大学大学院情報科学研究院 教授
事務局:札幌市・一般財団法人さっぽろ産業振興財団
・運営事務局:株式会社調和技研(代表取締役社長 中村 拓哉)
・協 力:北海道大学大学院 情報科学研究院 調和系工学研究室
独立行政法人国立高等専門学校機構旭川工業高等専門学校(予定)
独立行政法人国立高等専門学校機構苫小牧工業高等専門学校(予定)
「札幌AI道場・第二期」開設式(キックオフイベント)
【日時】
2023年6月26日(月)16:30~19:30
【会場】
SCARTSコート(札幌市中央区北1西1札幌市民交流プラザ1階)+オンライン(YouTube Live配信を予定)
【定員】
会場参加100名、オンライン参加100名
【参加対象者】
札幌AI道場への参加に関心のある方(IT企業にお勤めの方、学生等)、実証の課題提供に関心のある方
その他、札幌AI道場及び本イベントに興味のある方など、どなたでも参加可能
【参加料】
無料。交流会参加者は1名1,000円(学生は参加無料)
【プログラム概要】
1. 開設式 16:30~18:30
○開設挨拶 札幌市副市長 石川 敏也
○基調講演 札幌AIラボ ラボ長 兼 札幌AI道場 最高師範 川村 秀憲 氏
(北海道大学大学院情報科学研究院調和系工学研究室 教授)
○特別講演 一般社団法人日本ディープラーニング協会 専務理事 岡田 隆太朗 氏
「地域の未来を切り拓く~JDLA、高専 DCON の取組」
○道場解説 札幌AIラボ 事務局長 兼 札幌AI道場 総師範 中村 拓哉(株式会社調和技研 代表取締役)
「札幌 AI 道場が目指すエコシステムの発展」
○クロストーク
トークテーマ「地域イノベーションエコシステムの原動力~産学官共創による人材育成 の重要性~」
川村 秀憲 氏、岡田 隆太朗氏、中村 拓哉
2.交流会 18:30~19:30
【後援】
一般社団法人日本ディープラーニング協会(予定)
【参加申込】
以下の受付フォームからお申し込みください
(申込期限:6月22日(木) ※先着。定員到達次第、受付を終了します)